堺打刃物
600 年の伝統が現在も受け継がれている堺打刃物。
堺打刃物の特徴はその工程の専門(鍛治、研ぎ、柄付け)の職人が分業して製造すること。
全国の料理人の9割が『包丁は堺』と言われるくらい圧倒的な支持を得ている堺打刃物は逸品ものです。
大阪浪華錫器
江戸時代後期に一般的に広まった錫器は、それまでは宮中で主に使用されてきました。
昔からあるものから現代のニーズに合わせた商品まで、ジャンルも様々。
『錫は落としても割れない=一生もの』であり、金属食器ではありますが、手になじむ器です。
奈良筆
奈良県奈良市・大和郡山市周辺で製造されている奈良筆。
日本の筆造りの初めは奈良筆と言われています。
十数種類の動物の毛を原料として、弾力や長さなど異なる毛質を組み合わせる「練り混ぜ法」という伝統的な技法で1本1本を作り上げています。
大阪泉州桐箪笥
『桐箪笥の最高峰』といられている大阪泉州桐箪笥。
厳選された良質の桐材を使用した大阪泉州桐箪笥は使用される桐材が厚く、組み手数の多さ、つくり、仕上げが丁寧なことを特徴としています。
代々受け継がれてきた技術・技法で、丹精込めて作られています。
京鹿の子絞
括りの模様が小鹿の斑点に似ている事が由来である鹿の子絞。
約50 種ある技法の中で疋田絞は代表的な絞りです。
総絞りになると1 反で15 万粒。絞る時間は1年かかることも。
京焼・清水焼
京都を代表する焼物である京焼・清水焼。
京焼・清水焼には決まった土・釉薬・技法はありません。
高級志向と装飾性の高さ、多様性が特徴であり、繊細で雅な美しさがにじみ出ている逸品です。
伊万里・有田焼
有田を中心とする肥前国で生産された伊万里焼。
伊万里焼は通称鍋島焼とも呼ばれています。
一つの作品を轆轤成形から絵付けまで自身一人で制作する作品は逸品ものです。
信楽焼
日本六古窯の1つである信楽焼。
信楽特有の土味を発揮し、土と炎が織りなす芸術として「わびさび」の趣を今に伝えています。
信楽焼の一番の特徴は「大物」の製作。信楽焼は「大物」の産地として、「多品種」の焼物を焼く産地として知られています。
近江上布
上布とは平織りの麻織物のこと。
近江上布は肥沃で多湿な風土で生まれ、室町時代から幕府へ献上もされていました。
通気性と吸湿性に富み、吸水性にも優れ、使うほどに味わいが出ると言われています。